・・・ 前編の続き



鳴海



刈谷市を抜けて豊明市へ。



刈谷市マンホール



刈谷市の色付きマンホール。



阿野一里塚 豊明市マンホール



12:40 阿野一里塚を過ぎ、桶狭間古戦場跡・・・ やっぱり今日も日程に余裕がない。古戦場跡には寄らずに先へと急ぐ。代わりに豊明市のマンホール。どうやら桶狭間の会戦がモチーフになっているようだ。影が映りこんでいる。今日は天気がとても良い。風さえ強くなければ最高なのだが・・・




間の宿有松 間の宿有松2 有松一里塚



完全に油断していた。名古屋市に近づくにつれ、町並みは市街化し、古い町並みは無くなって行く・・・と、思っていた。そこに突如現れた、間の宿・有松(ありまつ)。有松絞(ありまつしぼり)の産地として有名らしい。有松絞は400年近い歴史をもつ木綿絞りの伝統工芸。この界隈は市の町並保存地区となっている。

間の宿・有松の終わりあたりに有松一里塚。



鳴海宿は名古屋市緑区内に属する。すでに名古屋市内。予想どおり町並みは都会の様相を呈してきた。次の宿場は、宮宿(みやしゅく)。



宮



人もクルマも多くなる。いよいよ愛知県最後の宿場、宮宿だ。到着予定は12:30だったが、すでに1時間ぐらい遅れてる。急がねば・・・



笠寺観世音



13:40 笠寺観世音。ここらはクルマが大渋滞となっていた。渋滞を避け、先を急ぐ。なぜならこの先、「七里(しちり)の渡し」が控えているからだ!



旧東海道には、渡し船を必要とする航路が2箇所ある。その一つは浜名湖を横断する航路「今切(いまぎれ)の渡し」。そして、もう一つが宮宿と桑名宿(くわなしゅく)の間、伊勢湾を渡る航路「七里の渡し」だ。七里は約27km! 昔は、ここで陸路は途切れ、航路となるのだが・・・。現在は、埋め立てが進んで、すでに航路は無くなった。

よって、桑名宿までは国道1号を走る。27km以上あるぞ!! また、風との戦いだ!



東海道道標 ほうろく地蔵



東海道道標とほうろく地蔵。ここを左に曲がれば、七里の渡し場跡だ。



宮の渡し公園 七里渡し場跡 七里渡し場跡2



14:30 宮の渡し公園。七里の渡し場跡、ここから旧東海道は航路となる。陸路は途絶えるため、ここからは国道1号を突っ走るぞ! いざ、三重県へ。



桑名



走る、走る、とにかく走る。国道1号は交通量は多いが道幅は広く走りやすい。風はいぜん強く。常に向かい風だった。これはキツイぞ! 特に何があるわけでもなく、ただただひたすら国道を走るのみ。途中、コンビニに寄って遅い昼食を取る。唇がカサカサに乾燥していて、おにぎりを食べるようと口を開くと唇か切れてしまった。流血・・・、5月だというのに風は冷たい。踏んだり蹴ったりだな~



尾張大橋 三重県桑名市へ



いくつか橋を渡りついに尾張大橋まで辿りついた。この橋を渡れば三重県に突入だ!桑名の「七里の渡し」の渡し場跡を目指す。



桑名の七里渡し 桑名の七里渡し2 桑名の七里渡し3



16:50 七里の渡し場跡。宮の渡し場跡から2時間20分。ようやく「七里の渡し」攻略です。長かった~!



左大塚本陣跡、右脇本陣「駿河屋」跡 大塚本陣跡(船津屋)



渡し場の西に本陣跡。今は旅館となっているようだ。



桑名市マンホール 桑名市マンホール2



桑名市のマンホールは「七里の渡」が描かれている。もう一つのは・・・おにぎり? いや、ハマグリだ! たぶん。



桑名宿には東海道の枡形道路が残っている。

桑名の枡形道路

道が直角に折れ曲がった構造で敵の侵入を防ぐ目的で宿場の入り口などに作られた。また、宿場内で大名行列が鉢合わせしないですむための工夫でもあった。「枡形(ますがた)」や「曲尺手(かねんて)」と呼ばれる。ここは最初の角を見過ごしてしまい、ぐるっと一周してしまった。



火の見櫓



17:20 火の見櫓。今日も予定通りには行かなかった。桑名宿には15:00には着く予定だったが・・・2時間も遅れている! 今日は鈴鹿市近辺まで行く予定でしたが、四日市で宿を取ることにした。四日市までも、まだ12kmほどある。また、日が暮れるのか?



朝日町マンホール



朝日町マンホール



富田一里塚址



17:55 富田一里塚跡。もうすぐ四日市市です。夕方の風は冷たく、強かった。



四日市



18:35 市内のローソン。もうすぐ日が暮れる。スマホで近くのホテルを検索すると、ヒールイン四日市というビジネスホテルがヒットした。朝食付きで3,500円とリーズナブル。だが、朝が早いので朝食は取れるか、どうか。とりあえず予約してホテルへと向かう。あたりはだんだんと薄暗くなっていき、今日も日が暮れた。予定どおりには行かないなぁ・・・



ホテルに着く頃には、すっかり暗くなってしまっていた。19:00にチェックイン。朝食の時間を尋ねると6:30からとの事。う~ん、朝食取ってるとスタートが遅れるな。しかし、せっかく朝食付きだから食べて出るか! すでに明日、ゴールするのは半ば諦め気味になっていた。どうせ明日も予定どおりには行かないだろう。



耳がヒリヒリと痛む。日焼けだと思っていたら、なんとシモヤケになっていた。耳たぶだけじゃなく全体が赤くなっている。シモヤケなんて小学生の頃以来だぞ! 近くのコンビニでパンを調達。食事を済ませ、ガイド本で明日の道のりをチェックする。四日市から京までは残り105km。何とか、行けそうじゃないか!? 諦め気味だったが、再び闘志が沸いてきた。明日でゴールするぞ!! ガイド本を片手に睡魔に襲われ・・・就寝。



本日の走行距離115km。平均速度9km/h。



注)この記事は東海道五十三次の旅から帰った後に書いております。






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