・・・ 前編の続き



碓氷峠



軽井沢宿から碓氷峠頂上までは、坂は急だが舗装された道路が続く。ところどころに別荘の表札が見られる。登るにつれて霧が立ち込めてきた。



熊野神社に到着



頂上近くで赤いボンネットバスが追い抜いて行った。雨がポツリポツリと降ってきた。霧も深くなる。午前9時、碓氷峠頂上の熊野神社に到着。



熊野皇大神社と熊野神社 県境の標示



碓氷峠は長野県と群馬県の県境。神社の真ん中に県境があり、長野県側が熊野皇大神社、群馬県側が熊野神社と一つのお宮に二つの宗教法人が顕在する珍しい神社です。神社の前には力餅のしげの屋。




碓氷峠遊覧歩道 中山道の道しるべ



神社の手前の石畳の道の先に見晴台がある。見晴台へ。「碓氷峠遊覧歩道入口」の道しるべがあった。舗装路の他に自然道もあったのかな?



見晴台の広場の県境

見晴台の広場。結構広いです。ここにも県境が



碓氷峠見晴台からの展望 碓氷峠見晴台からの展望2



見晴台からは絶景が・・・ 広がっていなかった! 霧に包まれ全然、見えん! 天候に恵まれないジンクスも健在!



FUJZ→1 FUJZ→2

「Mt.FUJZ→」と書かれてある。晴れていたら富士山も見えるのだろうか?



思婦石 碓氷峠の自然道



碓氷峠を群馬県側に下る。登りと違い舗装されていない峠道だ。下りとはいえキツイ。雨もポツリポツリと降りだす。強くならなければいいのだか・・・



碓氷峠の峠道1 碓氷峠の峠道2

峠道を歩く・・・所々、自転車に乗る。





霧が深い峠道を写真に撮ったら・・・



オーブの大群



ゲーゲー、オーブの大群が映りこんでいた。心霊写真?

オーブ現象は、空気中の水分や埃などが、カメラのフラッシュの反射により映り込むという自然現象なのだが、これだけ多いと「ギョギョッー」とビックリしてしまった。玉響(たまゆら)現象とも言うらしい。



オーブ現象を検証1 オーブ現象を検証2



同じアングルからフラッシュをたかずに撮ったらオーブは映りこまなかった。やっぱりオーブは自然現象なんだね。



一つ家跡



一つ家跡「ここには老婆がいて旅人を苦しめたと言われている。」と書かれていた。オーブなんかより怖いよー!



山中茶屋

峠の真ん中に山中茶屋。あと半分・・・



安政遠足



安政遠足(とおあし)。江戸時代に藩士の鍛錬のために碓氷峠の熊野権現まで7里余りを競走をさた、日本のマラソンの発祥とされる。



座頭ころがし1 座頭ころがし2

座頭ころがし。急な坂に岩や石が転がる難所、自転車を担いで歩く・・・



ハイキングコース入口

整備されたハイキングコース。



碓氷坂関所跡

碓氷坂関所跡、坂本宿まで2.5km。



刎石茶屋跡 四軒茶屋跡

刎石(はねいし)茶屋跡、ここに4軒の茶屋があった。



覗 覗からの展望

覗(のぞき)。坂本宿は見下ろせるはずだが・・・ 霧で何も見えん!



刎石坂1 刎石坂2

何だこの道は!「刎石坂」はゴツゴツした石の自然の石畳だった。



柱状節理

絶壁の岩、柱状節理。なんとも神秘的だ



最後のハードル 碓氷峠攻略



最後のハードル?を越えて舗装路に出る。ついに12時50分、碓氷峠攻略です。「午前中に」とは行かなかったが、ほぼ予定通りに進むことが出来ました。天気も何とかもってくれたぞ! ここから下って坂本宿(さかもとしゅく)だ。しかし、ここでちょっとしたアクシデントが・・・



カバーがなくなったGPSロガー



GPSロガーが自転車から外れて落下させてしまった。液晶のカバーがなくなってしまう。ショックだ!坂本宿へ・・・



坂本宿

下り坂を下る。坂本宿は一直線に長い下り坂が続いた。



坂本宿木戸跡 旅籠かぎや



旅籠かぎや。かつて坂本宿は碓氷の峠越えを控え、旅籠が40軒ほどあり活気にあふれていたが、今はその面影はない。



鉄道文化むらのトロッコ列車



やがて碓氷場バイパスの合流地点。トロッコ列車が走っている。この先にある「鉄道文化むら」と碓氷峠の森公園交流館「峠の湯」間を走っているらしい。「鉄道文化むら」から一旦国道から離れる。雨が少し強くなった。軒先を借りてポンチョをかぶる。すぐに国道18号に戻った。



碓氷神社



碓氷神社から再び国道18号を離れる。この先に五料(ごりょう)茶屋本陣をあったのだが、どうも雨が降るといけない。ついつい先を急いでしまうのか、見落としてしまっていた。高速道路の高架下で国道に戻り、松井田宿(まついだしゅく)へ。



松井田宿

松井田宿も残念ながら宿場の面影は見られなかった。



安中市松井田商工会 安中市マンホール

安中市松井田商工会館は昭和14年の建設。これが一番印象に残ったかな~。雨は小降りに・・・



にぎわい広場 松井田宿の町並

にぎわい広場と松井田宿の町並み



原市の杉並木



原市(はらいち)の杉並木を抜けて次の宿場、安中宿(あんなかしゅく)へ。江戸時代には700本もの杉が立ち並んでいたらしいが、今はさびしい事になっていた。(動画 - YouTube)



レンガ造りの蔵



レンガ造りの蔵。安中宿も宿場町の面影は見られなかった。長野県では多く見られた中山道の道しるべも、群馬県に入ってからは少なくなったように感じる。



板鼻宿の碑



碓氷川の鷹の巣橋を渡って右へ。次の宿場は板鼻宿(いたはなしゅく)だ。板鼻宿は、碓氷川の増水で川止めになると、多くの旅人が足止めされたため、54軒と旅籠が多かった。次は本日最後の宿場、高崎宿(たかざきしゅく)へ。



だるまの大門屋



板鼻宿を抜けて国道18号を走る。だるまのふるさと大門屋「中仙道 歩行旅の方 トイレ、水補給ご利用下さい。」徒歩で旅する人も多いのだろうか? また、雨が少し強くなってきた。この先で道を間違える。



高崎市



さらに、道を間違える。君が代橋が見つからないよ~。住宅街をウロチョロと彷徨ってしまった。君が代橋って名前からして小さな古い橋かと思っていたら、とても大きな橋でした。橋を渡って高崎市内へ。



高崎田町屋台通り 高崎市の町並



高崎市は新幹線の駅もあり意外と都会だった。これだけ大きな街になると、なかなか昔の面影は見つからない。高崎宿は井伊直政の城下町だったので本陣、脇本陣は置かれなかった。雨も降っているのでホテルへと急ぐ。



高崎駅前 高崎市マンホール



今夜の宿は高橋ワシントンホテルプラザ。しかし、このホテル「駐輪場がない」との事で、駅前の「市営駐輪場に自転車を止めてくれ」との事だった。この市営の駐輪場は1日150円、日にちをまたぐため2日分で300円掛かってしまった。貧乏旅で一番安いホテルを選んだつもりが・・・ とても残念。午後4時40分、本日は終了です。





本日の走行データ

本日の走行データ

移動距離:73.4km、平均時速:8km/h





注)この記事は中山道自転車の旅から帰った後に書いております。




ながらく愛用しておりましたライブドアブログですが更新終了とさせていただきます。なお、以降の記事はWordPress版新ブログにて更新いたします。引き続きよろしくお願いします。

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