2日目は極楽寺の宿坊からスタート。第3番札所金泉寺(こんせんじ)から第7番札所十楽寺(じゅうらくじ)までを納めます。



宿坊に泊まると朝6時から朝の勤行。参加は自由なのですが、せっかくだから参加します。6時からと聞いていたのですが、5時50分ぐらいから始まっていたらしいく・・・ 遅れた!! 泊まっていたのは、5人ぐらいの団体さんと自転車のお遍路さん、昨日出会った茨城のお遍路Aさん、そして僕。皆さん遅れていました。そりゃそうだ! 6時って聞いてたもん。



読経が終わり住職、何を話してくれるか期待していると「最近は外国人のお遍路さんが多くてね。特にスペイン、フランス人が多いですね。キリスト教にも巡礼の道というのがヨーロッパにありまして、日本にも同じようなのがあるてんで来るんですわ。たいがい外国人は野宿してるね。・・・ 芸能人も多く来るようになって、最近では卓球の誰だっけ? あ、そうそう四元さんもきたよ。・・・ 弘法大師は・・・。何でこう長々と話すかと言うと朝食がまだ出来てなくてね。」



時間潰しだった。6時32分朝食をいただきます。食事を終え、今日最初の札所金泉寺へと出発。ここからは約40分ぐらいです。お遍路Aさんは先に出たようで靴がありません。早いな!




極楽寺山門 黄金の井戸 弁慶の力石



金泉寺に着くとAさんを発見。本堂で丁寧に読経をあげて参拝中でした。手には四国遍路のしおり。え?経本持ってないの?そんなに高いもんじゃないので買いなさい。と、心の中でツッコミつつ、自分も本堂を納めます。



四国遍路のしおりは、一番札所の納経所で無料でもらうことができます。お遍路の心得、参拝の作法などが書いてあり、お経も載っています。本堂を納め次は大師堂です。大師堂で先に参拝していたAさん、いきなり「ここのご本尊、なんだったっけ?」と聞いてきた。「大師堂ではご本尊様の真言は唱えませんよ。」と教えると「そうなんだ!だから、ここには書いてないんだ。」だって。昨日、先達さんに3時間も教わったんじゃなかったの?「そういえば、こんなこと言ってたな。」おいおい。



金泉寺への遍路道 金泉寺への遍路道2



金泉寺を納めて次は第4番札所大日寺(だいにちじ)へ。ここまではアスファルトの道でしたが、初めて遍路道らしい道を通ります。Aさんとは別れて歩くことになりました。こんな道、小学生の遠足以来歩いてないな。



愛染院山門 愛染院前



愛染院の前を通り約1時間ほどで大日寺に到着。途中、一人の歩き遍路とすれ違いました。「ここまで何分ぐらい掛かりましたか?」と聞かれたので「50分ぐらいかな?」と答えると「やっぱりこれぐらい掛かるんですね~」逆打ちなのかな?二人目の歩き遍路の方との出会いでした。



大日寺山門



大日寺を納めて次は第5番札所地蔵寺(じぞうじ)です。地蔵寺へはもと来た道を戻ります。そこで遅れてたAさんとすれ違う。一人四国遍路の旅、自分の写った写真がまだ一枚もないので、ここでお互いに記念撮影。「歩くペースが違うので、もう合うこともないかもね。」「さようなら。頑張ってくださいね。」とお互い励ましあって別れました。



五百羅漢 五百羅漢2



途中、奥の院五百羅漢によって地蔵寺へ。五百羅漢は拝観料200円。500体の羅漢像がズラリと並んでいます。500体、ほんとにあるかどうかは不明。ここではお賽銭を両替していただきました。お賽銭は、ほとんどの納経所で両替してもらえるみたいです(たぶん)。



地蔵寺山門 地蔵寺の大師像



地蔵寺を納めて境内でしばらく休んでいると、外国人のお遍路さん二人もベンチで休んでいました。いきなり日本語(?)で話かけられたが聞き取れず。「スタンプ!スタンプ!」と言われて、ようやく理解した。納経所の場所を聞きたかったのね。オーストラリア人とドイツ人の二人組。後で知ったのですが、二人一緒にお遍路を始めたのではなく、たまたま道中で一緒になったみたい。二人とも野宿遍路。パソコンを持ち歩きレポートか何かを打ち込んでいました。大学生かな? パソコンとテントで荷物はすごく重そうです。そうこうしてるうちに、Aさんが追いついてきた。奥の院五百羅漢には寄らなかったようだ。もう会えないと思っていたのに・・・。もうお昼なので、一緒に昼飯を食べることにした。ここでもお互い記念撮影。山門を出る。



「ご朱印、もらった?」「あ!そうだった。そうだった。」また、忘れそうになったよ、この人。次は第6番札所安楽寺(あんらくじ)。途中、うどん屋によってお昼をいただきます。二人でいただいていると、昨日宿坊で一緒になった自転車遍路の方が・・・。理由は忘れましたが何かトラぶって遅れたらしい。食べる処は他にもあるのに一緒になるなんて何かご縁を感じました。食事を終え、自転車のお遍路さんと別れ二人で安楽寺へ。



安楽寺山門 安楽寺多宝塔 安楽寺門前にある大師像



安楽寺の参拝を終え、Aさんはここの宿坊に泊まるとの事でここでお別れ。もう会うことはないだろう。安楽寺の宿坊は温泉もあり値段も5800円と手頃。迷ったのですが、昨日が二ヶ寺しか納めず早く宿坊に入ってしまったので今日は頑張ろうと・・・。少しでも先へと・・・。そういうことで、僕は次の第7番札所十楽寺(じゅうらくじ)の宿坊に泊まることにした。



十楽寺山門 十楽寺本堂

十楽寺には15分ほどで到着。納経を済ませて宿坊へとチェックイン。



十楽寺宿坊光明会館 十楽寺宿坊の部屋



ところが宿泊客は二人しかおらず大浴場は閉鎖、ビジネスホテルみたいな部屋でのユニットバスでした。値段も7700円、高!!四国遍路で泊まった宿の中でここが一番高かった。安楽寺の方が絶対良かったよー。2日目これにて終了。





*このブログは四国遍路の回想記です。記憶違いで若干事実と違っている場合があります。




ながらく愛用しておりましたライブドアブログですが更新終了とさせていただきます。なお、以降の記事はWordPress版新ブログにて更新いたします。引き続きよろしくお願いします。

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