31日目はコスタブランカをスタート。第54番札所延命寺(えんめいじ)から第58番札所仙遊寺(せんゆうじ)までを納めます。納める札所は五つとキツキツのスケジュールです。

昨日泊まったコスタブランカは、建設関連の会社の寮として使われていた。朝7時、社員の方は、すでにご出勤のようで誰もいない。宿の女将さんから僕におにぎりを持たせてくれた。今日はとにかく打つ札所が多いので急がないといけない。


遍照院山門 遍照院境内jpg

午前8時、厄除け大師遍照院前を通過。


星の浦海浜公園 今治市マンホール

午前9時40分、星の浦海浜公園で休憩。とても順調です。遠くに見えるは造船所か?

延命寺山門 延命寺本堂 延命寺大師堂 コスタブランカのおにぎり

午前11時、延命寺に到着。ここから約1時間間隔で札所が続きます。参拝を終わるとちょうど昼時。延命寺内の休憩所でコスタブランカの女将さんからいただいたおにぎりをいただく。休憩所の前は売店兼納経所。数名のお遍路さんがご朱印をいただき去っていきます。あまりゆっくりもしていられない。食事を済ませ次の札所、第55番札所南光坊(なんこうぼう)へ。


延命寺真念法師の道標2 延命寺真念法師の道標

延命寺は山門からではなく、四国で2番目に古いとされる真念法師の道標の横から寺を出ます。途中、大谷霊園の中を通る。ここはメチャクチャ広い霊園です。お墓の数がとにかくすごい。・・・ 南無大師遍照金剛。

高井城 高井城3 高井城2

南光坊は今治市の市街地に有ります。市街地に入ったところで城らしき建物が見える。高井城城山ハイツだって。どうやらアパートみたいだ。高台に建っていて遠くから見ると城にしか見えない。

南光坊山門 南光坊本堂 南光坊筆塚 南光坊修復工事中の大師堂

午後1時、南光坊に到着。ここは残念なことに大師堂は修復工事中で参拝できませんでした。工事は10月末までとの事。ここで一人の歩きのお遍路さんに出会う。歳は60代の男性のお遍路Dさん。「大師堂は工事中みたいです。残念ですね。」と少し話をして分かれた。どうも前の札所延命寺でも会ってたらしく、休憩所で食事中の僕の前を通ったそうだ。南光坊を納めて、今治駅前を通って第56番札所泰山寺(たいざんじ)へ。

泰山寺山門? 泰山寺本堂 泰山寺大師堂泰山寺鐘楼

市街地を抜けるとそこには田んぼが広がっている。危うく通り過ぎそうになった!泰山寺の入り口が分かりづらい。道を挟んで駐車場。そこに小さな山門なのか?門が建っている。その門の向かいが入り口です。南光坊で出会ったDさんが先に参拝せれていました。泰山寺を納めて道に出ると、奥の院龍泉寺への道しるべを見つける。

龍泉寺道しるべ 龍泉寺

近くなので寄って行く事にした。納経所を兼ねた小さな喫茶店で近所の方が世間話をしていた。となりに大師堂らしきお堂が建っている。ここをお参りして先に急ぐ。

栄福寺入り口 栄福寺境内 栄福寺奉納された箱車 栄福寺修行大師像

田んぼのあぜ道を抜けて40分ほどで第57番札所栄福寺(えいふくじ)に到着。本堂には足の不自由な少年が歩けるようになって奉納した箱車が置かれている。ここでもDさんと一緒になった。時間はすでに午後3時30分。仙遊寺の納経時間に間に合うか!?仙遊寺は山寺で山道を登らなければならない。急いで出発。

仙遊寺山門 仙遊寺本堂 仙遊寺大師堂 仙遊寺大師像

山道を登り午後4時30分に仙遊寺の山門に到着。ここから本堂までがまた長い。長い階段を歩き、ようやく本堂に登頂。一足早くDさんが参拝されていた。参拝を終えると4時55分に。ヤバイ! 急いで納経所へと向う。今日はここの宿坊にお世話になります。精進料理と天然温泉のある宿坊でかなりお勧めです。ここの納経所は本堂の中にあります。「宿坊を予約してたんですけど・・・」ここの住職の奥さま(?だぶん)が対応してくれた。とても感じのいい方です。「お部屋にご案内いたします。」と僕とDさんを案内してくれた。Dさんもここの宿坊に泊まるらしい。ここには洋室と和室がある。僕は洋室、Dさんは和室を選択した。部屋に荷物を置いてとりあえず温泉に浸かる。Dさんが先に入っていた。「ここのシャワー、お湯が出ないよ。」とDさんから声を掛けられる。そんな事はナイだろう。お湯が出るまで少し時間がかかった。

「どちらから?学生さん?」とDさん。何故か遍路中は若くみられた。
「いえ、もう37になるんですよ。佐賀県から来ました。」
「通しで打ってるの?それにしては日焼けしてないね。」
「ちょっと肌が弱いもんで日焼け止め塗ってるんです。日に焼けると真っ赤になるもんで・・・。」
お遍路には日焼け止めは必需品。晴れの日は常に菅笠を深くかぶって歩きます。体質なのかきれいに日焼けしたことがありません。少し会話して風呂を出る。

今日の宿泊はDさんと二人だけ。午後6時30分、Dさんと夕食をいただきます。
「明日はどこに泊まるの?僕は62番の宝寿寺(ほうじゅじ)近くの宿に連泊する予定なんだけど・・・。」
第60番の横峰寺(よこみねじ)は山寺で離れた所にポッツンと建っている。先に61,62番と打って伊予小松駅前で一泊し、次の日に横峰寺に登って打戻りでもう一泊。この方が荷物も宿に置いて横峰寺に登れるし効率もよさそうだ。いい話が聞けた。後で部屋に帰って検討しよう。


仙遊寺宿坊夕食

ここの料理は評判どおりのおいしい精進料理でした。四国遍路中には、何件か宿坊に泊まったけど、精進料理を食べられたのはここだけです。話も盛り上がりDさんからビールのお接待をいただきました。ひさしぶりのビールは格別です。食事を終える。洗濯をしたかったので洗濯機の場所を聞いた。すると「コインランドリーの前の通夜堂に一人お遍路さんが泊まってるので、お風呂どうぞと伝えてもらえますか?」と奥さま。「分かりました。」とコインランドリーへ。が・・・ 通夜堂を覗くが誰もいなかった。どこに行ったのだろう?「いませんでしたよ。」と奥さんに伝え部屋にもどる。ここの宿坊には今治の街を展望できる広間がある。その広間でご住職が空手を教えていた。ここのご住職は子供に空手を教えている。とても活動的な方で「遍路道を世界遺産へ」との運動の発案者でもある。

部屋に戻り食堂でCさんに教えてもらった横峰寺へのコースを検討。同行二人の地図を広げる。そこにも同じ様に「雨天の際は危険大。国道11号を61~63と打って、横峰寺打戻り」と書いてあった。妙雲寺(みょううんじ)の前を通る遍路道は相当険しいようだ。しかし、車の遍路道を通ると、かなりの遠回りとなりそう。明日の天候を見て決める事にした。そしてもう一度温泉に。そこにはDさんが先に入っていた。「部屋にはトイレが付いてなかったよね。」「いえ、洋室にはユニットバスが付いていましたよ。」どうやら和室にはトイレが付いていないようだ。廊下を出てすぐ横にトイレはあるのだが・・・。Dさんにトイレの場所を教える。

仙遊寺宿坊からの夜景

そして、広間へ。そこからは今治の夜景が見えました。就寝。



*このブログは四国遍路の回想記です。記憶違いで若干事実と違っている場合があります。

ながらく愛用しておりましたライブドアブログですが更新終了とさせていただきます。なお、以降の記事はWordPress版新ブログにて更新いたします。引き続きよろしくお願いします。

みちしるべ2 元トヨタ期間工の世界一周旅行記、他
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