みちしるべ2

元トヨタ期間工の世界一周旅行記、他

旅行記/歩きで四国遍路

ときわ旅館より - 四国遍路で頂いた物(2)

ときわ旅館からはお遍路のお役立ちグッツをいただきました。
お遍路便利グッツ

「マメ処理にお使い下さい。」と書かれたマメ処理セット。安全ピンに糸の通った針です。あと反射板とマスク。なぜ、マスク?と思われると思いますが、多分トンネル対策でしょう。トンネルの中はホコリっぽいので気になる方はするといいです。反射板も歩道がない暗いトンネル内は本当に危ないです。夜間、移動する場合にも必要ですね。お遍路中には今までに見たことのない大きなマメが出来ました。足摺岬の三日間にマメを処理しましたが・・・。処理の仕方を間違えてしまい、さらに大きなマメに成長してしまいました。マメに穴を開けて水を抜き、絆創膏を張る。その絆創膏がせっかく開けたマメの穴を塞いでしまい、再び水が溜まってしまったのだ。おかげで足摺岬の三日間は足の痛みとの戦いだった。正しいマメの処理の仕方は、針で穴を開けて、その穴に糸を通しておく。すると糸を通して常に水が抜けるので再び水が溜まる事がないらしい。針と糸を事前に持っていくのをお勧めします。僕は絆創膏だけしか持っていってなかったので。マメ処理には爪で摘んで穴を開けるか、それでもダメな時は歯で噛み切ってました。なんとも野性的。

 
パンフレット一式

本編でも書いたパンフレット一式もいただきました。
 
伊予二十六ヵ寺参り表紙 伊予二十六ヵ寺参り

「伊予二十六ヵ寺参り」は、とても詳しいガイド本となっていて、愛媛の札所はこれを参考に参拝しました。境内の見取り図が付いてるのがありがたいです。愛媛以外でもあればいいのに・・・。お遍路を回ってて愛媛が一番、遍路熱が高かったように思います。
 
はがき はがきの消印

お遍路から帰るとはがきが一枚届いていました。消印は26日。泊まったのが25日なので、次に日には出されたようです。なぜかチャイナドレスのキティちゃんの切手に大洲の消印。いい記念となります。ありがとうございました。大洲には観光で、もう一度行きたいですね。
 

四国遍路ひとり歩き同行二人[地図編] 2,500円 - 四国遍路で買った物(4)

同行二人遍路地図 ポータブルナビ

歩き遍路の方は必ず持っている遍路地図です。普通の地図には遍路道は載っていないので、これがないと始まらない。情報量も豊富です。札所間の距離だけでなく、札所と旅館との距離も分かるので、とても計画が立てやすい。宿の電話番号も載ってるので宿泊予約もこれでOK。これ以上の地図はありません。僕はこれとポータブルナビで1,200kmを歩き切りました。市街地はナビがあると便利かも。道の幅が地図では分かりづらく、道の多い市街地では、自分がどの道にいるのか分からず。よく迷いました。
 
同行二人遍路地図中身jpg 同行二人施設一覧

雨に濡れてボロボロですが、四国遍路の一番の記念品となりました。お寺にいる時間より歩いている時間が長いので当然ですかね。自分が通った道を赤のマーカーでなぞってみると・・・。「ここで道で迷ったな」「この道は坂が急で、きつかったなぁ」などと、これを見るといろんな事が思い出されます。41日間の思い出が凝縮された一冊です。
 

参拝用具をそろえる - 四国遍路で買った物(3)

DSCF0026 DSCF0030

さんや袋は納経帳に合わせて大きめのサイズを購入。しかし、道中はジャマでしょうがない。買うなら経本とロウソク、線香が入るぐらいの小さいサイズがあるので、そちらがお勧めです。移動中はリックに入れて、参拝の時に取り出して使うのがベストかと。見た目は防水性があるように見えますが、まったくのなし。地図や納経帳はビニールに入れて、中に入れないと雨の日は濡れてしまう。結局、納経帳はリックに入れるようにしました。あまり実用性はないですね。遍路中に1番いらないな!と思ったが、さんや袋でした。
 
納め札 納め札2

納め札。200枚綴りのを買いました。本堂、大師堂への参拝のほか、お接待を受けたら納め札を差し上げるのが慣わしなのだとか。しかし、ほとんどお接待で差し上げる事はありませんでした。「ありがとうございます」と一言。これで十分なのだそうです。お接待の度に差し上げてたら何枚あっても足りません。あと、名詞代わりに出会ったお遍路さんと交換したり、遍路小屋や休憩所に納め札を入れる箱が置いてあったら入れてました。納め札には日付と住所と名前を書く欄があります。日付は〇月吉日と記入しておけば、いちいち日付書き足さなくてよく便利です。住所は〇〇市ぐらいまでで、あまり詳しくは書かない方がいいでしょう。
 
ロウソク お線香

ロウソク、お線香はホームセンターで買いました。特に決まりはないらしく小さいサイズの豆ロウソクを使ってました。お線香は箱から取り出す時にボキボキ折れてしまうので、専用のお線香入れがあると便利です。こちらもホームセンターで買いました。
 
経本と数珠 経本

経本と数珠。参拝の時必要です。雨に濡れて経本はボロボロになりました。一番札所でもらった「四国遍路のしおり」にもお経が載っていて、それを見て読経されてる方もいましたが・・・う~ん、どうでしょう。
雰囲気って大事じゃな~い?四国までわざわざ来てお遍路を体験するのだから、修行者らしい格好や振る舞いを出来ればしたいもの。とわ言え、お遍路用品を全部揃えると結構な額になります。僕の場合、17,000円も使っちゃいました。これでも輪袈裟(わげさ)は買わなかったんですよ。何でこんなに高いのだろう?通販で揃えれば若干やすく買えたのかな?

白衣、菅笠、金剛杖 - 四国遍路で買った物(2)

第1番札所の霊山寺の納経所で白衣、菅笠、金剛杖を揃えました。お遍路さんに変身です。

 
白衣 白衣アップ

日焼けすると真っ赤に腫れる体質なので、白衣(びゃくえ)は日焼け対策で長袖の物を購入しました。袖なしを笈摺(おいずる)と言うらしいです。背中にはしっかりと一番札所のご朱印が押してありました。


ご朱印用白衣表 ご朱印用白衣裏

一生に一度かもしれない四国遍路です。なので貰える物はもらっておこうと、ご朱印用の白衣も購入しました。白衣へのご朱印は200円です。掛け軸はさすがに高いので断念。持ち歩くのも大変そうです。白衣は八十八ヵ所のご朱印で真っ赤になりました。
 
金剛杖カバー 

菅笠、金剛杖は最後の大窪寺に奉納いたしました。写真を探したけれど見つからず・・・。記念にもって帰ればよかったよー。金剛杖のカバーだけ記念に残ってます。金剛杖は同行二人、お大師様の分身ですのでお遍路には必須アイテム。普段はジャマでも峠道や階段を登る時は助けになります。菅笠は日よけ対策には有効です。高知の長距離移動はアスファルトの道が続きます。通気性もいいので帽子より良いかと。菅笠を覆うビニールは雨の日以外は外しましょう。
 

さくら旅館からの手紙 - 四国遍路で頂いた物(1)

さくら旅館の手紙

さくら旅館でお接待にいただいたおにぎり弁当の包み紙です。手書きかな?手紙になっていました。結構な達筆で読むのに苦労しました。(笑)
 
この度さくら旅館御利用いただきありがとうございました。歩いて八十八所巡り出来ます事大変お幸せですね。徳島で一番の難所十二番焼山寺。くれぐれも足元に注意して、マイペースで頑張って下さいね。徳島でしか、感じられない、佐賀では味わえない、人々との出会、ふれあい、思いやり荷物にならない、想い出、一杯リックにつめてお帰り下さいね。
一度歩けば二度三度と歩きたくなるのか、”四国病”と云うのだそうです。
苦労した何十倍もの幸せ多き事。心よりお祈りしております。
又いつかの御来店心よりお待ちしております。今日も一日弘法大師様と二人旅お元気でいってらっしゃいませ。

とても心温まるお手紙、ありがとうございます。
さくら旅館に泊まる前日には第10番の切幡寺を打った後に先達さんから道案内してもらいました。手紙に書いてあるとおり、四国の方はお遍路さんにはとても親切にしてくれます。そういう習慣が四国には根付いているのですね。また、四国に来たいなぁという思いにさせてくれました。こういうのを四国病というのかな?思い出いっぱいで佐賀に帰ることができました。